AVRライタ作り

AVRライタ自体は以前作ったザイリンクスのパラレルポート用JTAGアダプタで書き込めるのですが、D-Sub25ピンのでかいコネクタ&太いケーブルが嫌なのと、チップにつなぐケーブルを作ってない*1ので改めてシリアルポート用で作り直してみました。

回路自体は有名なChaN氏のAVRSP-COMほぼそのままなのですが、部品買うときに集合抵抗の素子数間違えたり(4素子でいいのに勘違いして8素子にした)、手持ちにあると思ってた抵抗が一桁ずれてたりとごらんの有様だよ

この手の制作記事は実態配線図載ってることが希なので配線は自分で考えなきゃ行けないのですがそれに一苦労。私は回路図から脳内で配線できるほどおりこうではないのでいつもはBSchで配置を意識して回路図引き直してしかるのちにPCBEで引き直す感じでやってたのですが、今回はEAGLE Light Editionに手を出してみました。
操作自体はエディタ毎の流儀があるものの、思ったよりすぐ使えるようになった感じです。
なにより回路図エディタと基板エディタが連動してるのでどことどこつなげばよいか教えてくれるのが有り難いです。オートルータも試してみましたがあれはエッチングで作る人向けですね。万能基板に余った足とかスズメッキ線で配線する向きには線がのたくり回りすぎます…。
配線がやりやすくなると今度は凝りだして困りますね。一度できあがってもあーでもないこーでもないと引き直し…。結局半日ぐらいで作り上げる予定が半日がかりでやっと配線図完成でしたorz

配線図もできたらあとは実装です。
ミニルーターダイソーのダイヤモンドカッター付けて切ってみたらガラエポ基板が面白いようにさくさく切れます。ピンソケットもさくさく切って断面も綺麗に仕上げられます。カッターで苦労して切ってたのが馬鹿みたいです。
もひとつ今回投入した新兵器がサンハヤトのリードベンダー。これもラジペンとかソルダーエイドで足曲げてたのが馬鹿みたいです。
それにしても秋月の片面ガラエポ基板はランドがすぐ剥がれやしませんか。
ちなみに先に作った配線図完全にそのままには作りません。信号線はUEWで配線するので交差とか気にする必要ないので。配線図はあくまで頭の整理用。
そういえばUEWのワイヤリングペンも無印で全金属製のシャーペン見つけたおかげでようやくハンダの熱でもびくともしないものが作れました。

できあがり。直結用のソケットとジャンパ用のヘッダ両方装備。
ソケットまわりの形状はダイヤモンドカッターなくして為し得ませんでした。

せっかくだからとダイソーの発砲PPシートの切れ端から簡単なカバー作ってみました。

動作確認のためにジャンパピンとブレッドボードでAT90S2313に書き込みテスト。

サンプルとしては空ループでウエイトさせてポートにつないだLEDを点滅させる程度のモノ。
WinAVRは初めて触りましたがサクッと1時間かからずに動きました。

キモとなるMakeFileを専用エディタでちょいちょいと選ぶだけで設定できるので楽ちんです。

H8/3664のHEWはこうはいかなかった…というかモニタと組み合わせて動かそうとしたあたりで用意されたレールから外れたような気がします。

動作確認も無事成功。たかがLEDがちかちか光っただけでも自作ハードの場合感慨もひとしおです。
…あいにくとコネクタがないので直結用ソケットのほうは試してないのですが…。ブレッドボード用にChaN氏のページにあるようなクリップでも作ってみるとしますか。

さて、ライタ作成はあくまで準備。本番の方に移りますかね…。

*1:以前実験したときはブレッドボードに一本一本ジャンパケーブルで接続