オリジナル・サウンドトラックアルバム 仮面ライダー響鬼 音劇盤 三 総力之巻

このアルバムで最大の名曲はと聞かれたら迷わずトラック19の「系譜」と答えます。

魔化魍が突如街中に現れたという非常事態に対し、不得意なタイプの魔化魍、片方の鬼爪は溶かされ、音撃管も無い中、「鬼として」単身乗り込んでいったときの曲(十八之巻 挫けぬ疾風)です。

あのころのイブキさんは天然ではあってもヘタレではありませんでした、なのに…(;´д⊂)

最近はなんか乱発気味で少々萎えますが…。

ここで、ふと「系譜」というタイトルについて考えてみます。

この曲は当初、轟鬼の「轟雷」や響鬼紅の「爆炎」のように威吹鬼のテーマと考えていたのでもっと威吹鬼っぽい(風とか疾風とか)タイトルを想定していたのですが、付いていたタイトルは「系譜」
イブキさん自体が宗家の出身と言うことで「系譜」なのかとも考えましたが、それではいまいち弱い。
ここで思い出したのが初出の時のイブキさんの「鬼として、頑張ってみます」
戦国時代より昔から続く鬼達の歴史の中で、多くの鬼達が同じような状況に挑んだのではないかと考えます。そしてそれぞれが、人々を守る「鬼として」挑んでいったのではないかと。結果は無事生きて還って来た者もいれば、中には力尽き命を落とした者も。

曲のスケールの壮大さと系譜という言葉の重みにそんな妄想をしていたのでした。

ボーナストラックのSEもなかなかイイ感じですよ。特に変身音とか。